カウンセリングレッスン
今朝の公園でのカウンセリングは、えま君（オーストラリアン・ラブラドウードル10か月♂）です。課題は、第三者への馴致と屋外の環境音に対しての敏感な反応への改善。そして飼い主さんとの関係性の構築を目的とした基礎トレーニングです。
公園では何度か飼い主さんのお話しする機会があり、最初の頃よりも公園にも馴れ犬連れの人に対しては、極端な警戒心は少なくなっていますが、急に近づいたり手が出てくる事などへの反射的な回避行動と、初見のモノに対しての警警戒心は強いようですので、良い経験を積み重ねながらメンタルを安定させられるようにしていく必要があります。幸い、他の犬に対しての興味が強く、とても遊び好きですので、他の飼い主さんとの触れ合いの中からトレーニングを組み立てる事も可能です。
飼い主さんの存在感
遊び好きな事で、遊べる相手や遊べそうな相手を見ると飼い主さんの存在よりも、他の犬に対しての気持ちが先行しているようです。現状のままで、えま君なりの動きに飼い主さんが着いて行くようなお散歩をしていると、今よりも飼い主さんの存在感が無くなりますので改善をしていきましょう。
遊び馴れている相手でも、一旦お座りをさせてから飼い主さんの許可で挨拶ができるよにルール作りを行い、飼い主さんの存在感を高めていきます。このルール作りは、まずは飼い主さんがルールを理解して守るようにしていく事が求められますので、飼い主さんの頑張りが、これからのえま君のステップアップに必要不可欠な要素となります。
アテンションのコントロール
アテンションコマンド（えま）という名前への反応は、屋外でのコントロールには必要不可欠です。このアテンションコマンドを強化する為には、名前を呼ばれると必ず良い事が起きるように設定をし、名前では叱ったり、えま君にとっていや事が起きないように注意をし強化を進めます。
いつも遊んでいる相手が来ても、飼い主さんからのアテンションを優先できるようにトレーニングをする事で無理なくコントロールをする事も可能になります。このトレーニングでは、アテンションに反応した際の、トリーツのモチベーターレベルとトリーツを与える際に与え方に注意をする事で、えま君の姿勢はお座りの姿勢を維持できるようになります。
基本的なコマンドのトレーニング
人や環境への馴致と同時に、現在理解している「お座り」もトリーツを先行しないと実行できない状況ですので、トリーツは報酬としての役割に移行できるようにしていきましょう。今後の犬生を考えた場合、「お座り」「伏せ」「待て」「おいで」「ヒール」などの基本的なコマンドを理解させて、日常生活において実用的に活用できるコマンドをトレーニングしていく事で、飼い主さんもえま君もストレスの少ない時間を過ごすことができるようになります。
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