初レッスンとなる結ちゃん(ミニチュア・ダックスフンド・ワイヤーヘアード1歳3カ月♀)&絆君(ミニチュア・ダックスフンド・ワイヤーヘアード8カ月♂)&幸君(ミニチュア・ダックスフンド・ワイヤーヘアード8カ月♂)。
3頭に共通する現在の課題は、他の犬や人、環境音などの刺激に対する吠えの改善です。それぞれの性格や刺激に対する反応の違いを確認しながら、どのようなシチュエーションで吠えが起こり、その行動がどのように習慣化されているのかを分析させて頂きました。
多頭飼いの場合は、1頭の反応が他の犬の反応につながることもありますので、それぞれの行動を個別に観察し、飼い主さんが適切なタイミングで対応できるようになることも大切です。今後は基本的なコマンドの理解と実行性を高め、飼い主さんとの関係性を構築しながら、それぞれの課題に合わせて吠えの改善に取り組んでいきましょう。
結ちゃん



結ちゃんは、とても明るく、人とのコミュニケーションにも意欲的な性格です。飼い主さんからの声掛けにもシッカリ反応できていますので、その反応を見逃さず、誉めるタイミングを工夫しながら飼い主さんとの関係性を更に深めていきましょう。アテンションとアイコンタクトについては、これまでピンポイントでトレーニングをする機会が少なかったようです。特別なトレーニングの時間だけではなく、日頃の生活の中でも名前を呼ばれたら飼い主さんを意識することや、自発的なアイコンタクトをタイミングよく誉めることを取り入れていきましょう。
飼い主さんへの意識が高まることで、今後のコマンドの実行性や、周囲に刺激がある状況でのコントロールにもつながっていきます。
絆君



絆君は、持ち前の明るさに加えて、8カ月を迎える若齢期の♂犬らしい少しのプライドも出始めています。その成長と共に、周囲の刺激に対する吠えの反応も少しずつ強くなってきていますので、今の段階から適切な対応を積み重ねていくことが大切です。飼い主さんからのコマンドに対する反応や理解力は高く、アテンションとアイコンタクトのトレーニングでも、非常に集中力の高い反応を持続することができています。この良い部分をシッカリ伸ばしながら、周囲に刺激がある状況でも飼い主さんへの意識を優先できるようにしていきましょう。
お散歩でも、飼い主さんが絆君の反応を早めに察知し、コマンドでシッカリとコントロールしながら成功体験を増やし、少しずつステップアップしていきましょう。
幸君


幸君は、性質的にシャイな面があり、パピー期の社会化期における経験不足も、現在の吠えの課題につながっているようです。怖がりな性格から、自ら前に出るというよりも、頼れる飼い主さんの後方から吠える傾向が見られます。このような反応に対して、飼い主さんが過度に擁護することで「吠えることが正しい対応」として学習してしまうと、経験を重ねる中で、人などに対する反応が更に強くなり、アグレッシブな行動へ発展する可能性もあります。そのため、飼い主さんが幸君の反応をシッカリ観察し、一定の基準を持ってコントロールすることが大切です。
今後は、幸君の性質を考慮しながら無理のない範囲で良い経験を積み重ねると共に、不安や警戒心から吠えるという選択ではなく、飼い主さんからのコマンドを優先できるように取り組んでいきましょう。


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