カウンセリングレッスン
カウンセリングでFIELDにお越しいただいたのは、ハニーちゃん(ミニチュアシュナウザー・1歳・♀)です。今回のご相談内容は、先住犬のミニチュアシュナウザーとは性質や個性が異なることから、特に社会化の面で課題を感じているというものでした。また、吠えに対して飼い主さんが対応しても、その意図がハニーちゃんになかなか伝わらず、改善につながりにくい状況についてもご相談をいただきました。

ハニーちゃんは環境への適応能力が高く、初めての場所でも物怖じする様子はほとんど見られませんでした。好奇心旺盛で人懐っこい性格でもありますので、一概に「社会性がない」と判断する状況ではないように感じます。一方で、自己アピールがとても上手でエネルギッシュな性質のため、日常生活の中で十分にエネルギーを発散できていないことが、吠えにつながる要因の一つになっているようです。また、過去のドッグランでの経験も影響し、興奮状態になると相手の犬によっては少しアグレッシブな吠えとして表現される場面も見受けられます。

ご家庭には先住犬の連君(ミニチュアシュナウザー・1歳3か月・♂)がおり、さらに新しいご家族が増えたことで、ハニーちゃんが自分をアピールできる機会は以前より少なくなっています。その結果、床や壁をかじるなどの破壊行動によって飼い主さんの気を引こうとする様子も見られるようです。そのため、現時点での課題は社会化不足というよりも、この月齢特有のエネルギーを適切に発散できる時間を確保することが重要だと考えられます。もちろん、お散歩は必要不可欠ですが、歩き方や内容によっては興奮をさらに高めたまま帰宅してしまい、十分な発散につながらない場合もあります。
今後は、ご夫婦で協力しながら生活のルールを統一するとともに、コマンドの基礎トレーニングを通して飼い主さんとのコミュニケーションを深め、吠えをはじめとする課題の改善につなげていきましょう。今回のカウンセリングでは、現在の生活環境やこれまでの経過を確認しながら、課題行動が表れる要因を整理し、今後どのような考え方でトレーニングを進めていくべきか、また日常生活の中でどのような対応を心掛けるべきかについてレクチャーをさせていただきました。ハニーちゃんの性質を理解し、無理に行動を抑え込むのではなく、年齢や性質に合わせた経験を積み重ねながら、飼い主さんとの関係性をより深めていくことが、今後の課題改善への第一歩となります。


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