C/L:ルナちゃん&アルテミスちゃん

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カウンセリングレッスン

カウンセリングでご自宅にお伺いしたのは、ルナちゃん(オーストラリアンラブラドゥードル4歳♀)&アルテミスちゃん(オーストラリアンラブラドゥードル6カ月♀)です。今回のご相談は、アルテミスちゃんの月齢に伴う社会化や性質的な分析と今後の対応についてです。

2頭の性質と飼い主さんの対応

先住犬のルナちゃんは、とてもエネルギッシュで意欲的なタイプであり、理解力も高いため、要求行動が強く表れやすい傾向があります。飼い主さんはこれまで代々ラブラドゥードルと生活されてきた経験から、犬種特性や対応方法について十分な知識をお持ちですが、犬にはそれぞれ個体差があります。
また、現在のラブラドゥードルは15年以上前のブリーディングと比較すると、作出される気質や個性にも変化が見られます。その中でもルナちゃんは特に活動意欲が高いタイプであるため、適切な自由運動によるエネルギー発散に加え、日常生活の中で「役割」や「お仕事」を与えていくことで、飼い主さんとのコミュニケーションが深まり、関係性の構築にもつながっていきます。
これまでのトレーニング経験により、いくつかのコマンドについてはすでに理解が進んでいます。しかし現状では、日本語と英語のコマンドが混在しているため、まずはコマンドを統一し、ダブルスタンダードをなくしていくことが必要です。その上で、コマンド本来の意味を改めて理解させるリトレーニングを行い、日常生活や外出時、さらには緊急時にも活用できる実用的なコマンドへとつなげていくことを目標に取り組んでいきましょう。

アルテミスちゃんは少しシャイな性質を持っていますが、極端に怖がりなタイプではありません。
ルナちゃんのように積極的に動いたり、意欲的に何かへ集中するタイプとは異なり、周囲をよく観察し、冷静に判断する力を持っているタイプです。
現在の課題として、特定の物・人・刺激に対して警戒心から唸ったり、「バフッ」と声が出てしまう様子が見られます。これまで代々のラブラドゥードルでは見られなかった反応とのことで、飼い主さんも対応に悩まれているようです。月齢を考えると、まずは多くの良い経験を積ませていくことが大切です。苦手な物や刺激から逃避・回避させるのではなく、適切な距離と時間を保ちながら少しずつ慣らし、イメージの改善とメンタル面の成長を促していきましょう。
また並行して、基本的なコマンドトレーニングも進めていく必要があります。ルナちゃんと同様に、飼い主さんのコマンドを優先して行動できるよう、丁寧に基礎を積み重ねていきましょう。シャイな性質を持つ犬のトレーニングでは、最初の導入段階がとても重要です。この段階を慎重に進めることで、その後のステップへの理解はスムーズになります。反対に、抵抗感を残したまま進めてしまうと、アルテミスちゃんの理解が追いつきにくくなりますので、無理をさせず、成功体験を重ねながら進めていくことを意識しましょう。

本日のカウンセリングでは、現在理解しているコマンドへの反応や、飼い主さんの対応方法について確認をさせていただきました。アテンションに対する反応も良好で、それぞれが「誰に対して出されたコマンドなのか」を理解できている様子が見られました。特にアルテミスちゃんは状況判断力が高く、ルナちゃんが呼ばれている場面でも、しっかりと「Down」で待機することができていました。今後は、反対にアルテミスちゃんを呼ぶ状況を設定し、ルナちゃんが同様に「Down」で待機できるかをトレーニングしてみましょう。
また、アイコンタクトの安定性向上に加え、トリーツを持つ手への過度な意識(ハンドコンタクト)を減らしていくこと、「Stay」の強化なども含め、少しずつ課題改善とコマンドの精度向上に取り組んでいきましょう。

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