P/L:しらすちゃん

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お散歩トレーニング

今日のしらすちゃんのレッスンは、現在の生活環境の中でのコマンドの実行性や苦手なモノや音に対しての飼い主さんの対応に関して、どのように進めていくべきか?のレクチャーと、現時点でのコマンドの実行性の確認のための実践トレーニングを行いました。

馴致トレーニングのススメ

初見のモノや苦手な音が多い、しらすちゃん。自宅ではある程度のレベルのコマンドまで理解し実行できますが、苦手な音やモノが存在したり、大好きな犬の刺激が加わる事でコマンドの実行性が不安定になったり、時には恐怖心が勝り飼い主さんのコマンドが届かなくなる事があります。

犬種というよりも個体差によるものですが、環境への馴致は、苦手なモノが多い子ほど丁寧に取り組む必要があります。このメンタル面の基礎を作るのがパピー期の社会化ですが、音への敏感さや苦手なモノへの適応能力の向上について日常生活の中で、どこまで飼い主さんが取り組み、改善してきた点や改善しない点の確認ができるかどうか?は、生活パターンや環境にもより違います。

時間を惜しまない

今日のレッスンでも初めて見る、伸縮するカメラ用の固定脚に警戒し、近づくことができませんでしたが、トリーツを食べれるようになるまで、ゆっくり時間をかけて近づき、対象物への警戒心を解いていく事をしなくてはいけません。日常には、もっと沢山の苦手なモノが存在するはずですので、このアプローチを最初に焦らず時間をかけて理解をさせることで、その次、次、次と馴致のリズムができるようになります。時には、とても時間がかかる対象物も出てくると思いますが、根気強い対応が必要です。

トレーニングとメンタルの関係性

苦手な事象のない、刺激レベルの低い環境下(自宅・馴れた空間)でのコマンドの実行性と刺激レベルが高くなった環境下では、当然ですがコマンドの実行性にも差が出てきます。この差を埋める為にも、上記の「馴致トレーニング」は必要不可欠で、安定したメンタルが維持できているからこそのコマンドの実行性も高まります。

何度もトレーニングをしているFIELDでは、ヒールポジションもヒールでの脚側行進も「Stay」からの呼び戻しもトリーツ無しで完璧に出来るようになっています。

刺激レベルに合わせたトレーニングレベル

メンタル的に安定していても新しい環境(初めての公園・パブリックスペース・自然の中etc)では、まずは環境に馴らすことを優先し、馴致が終わってからコマンドへの確認を行うようにしましょう。まずは、アテンションへの反応がとれるかどうか?が基準になります。

自宅では、トレーニングレベル5まで出来ても、環境刺激が変わることで実行性が変化します。この時に、馴致を進めるだけで、トレーニングレベルが戻る場合もありますが、周りに気が散り、集中出来ない場合は、一時的にトレーニングレベルを下げて、安定してきたらトレーニングレベルを元に戻していくようにして下さい。目標は、どこへ行っても、どこの場所でも安定してコマンドを実行できる事ですから、そこに辿りつくまでには、このような考え方で、しらすちゃんのメンタルの動きを良く観察しましょう。飼い主さんが自信を持った対応をしなければ、飼い主さん自身が、不安でオドオドしてしまう事で、しらすちゃんの動きも挙動不審な動きがシンクロしてしまいます。

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