P/L:ラムネ君

目次

基礎トレーニング

今日のラムネ君のレッスンは、最近の課題の要因分析と対処についてのレクチャーと、お散歩の引きや第三者に対しての飛びつき(他の人が大好きなため)の改善に向けてのトレーニングです。

2歳を過ぎ、今までよりも自我も強くなり、飼い主さんの優しさが、現在のラムネ君の課題の要因になってしまっている面も多々あるようです。特に、ラムネ君の行動に合わせたり要求に応えてしまう飼い主さんの対応は、無意識に行われていますので、ラムネ君の立場から考えると、従う飼い主さんという存在ではなく、都合の良い飼い主さんという存在になりがちです。この改善には、日々の生活の中での飼い主さん自身の行動を意識的に確認し、ラムネ君が飼い主さんの声掛けやコマンドに従う方が良い事が起きるように置き換える事が必要になります。

お散歩の主導権とは

お散歩も以前よりも匂い嗅ぎが多くなっていますので、マーキング行動も頻繁になります。以前のレッスンでのお散歩トレーニングでのルール作りも、ラムネ君の行動に合わせたルールになっていることで、飼い主さんに主導権がないお散歩になっています。

リードにテンションが掛かったままですので、ゼーゼーと喉を鳴らしながらも前へ引き続けます。その最中に、気になる匂いがあれば、そちらに執着する行動の繰り返しとなっているようです。

室内と屋外の刺激レベルを考える

以前のトレーニングで室内で行った「ヒール」のトレーニングも、刺激のない室内と誘惑刺激だらけの屋外では、トレーニングのレベルが大きく違います。

モチベーターレベルを向上させて、ラムネ君の意識が飼い主さんに向くようにトレーニングをしますが、最初は芝生や草が少ない環境下で失敗をさせないように進めていきましょう。ただ、「ヒール」のコマンドは、非常にタイトなポジションですので、通常のお散歩では、リードをルーズにした状態を維持できるようなスタイルを取り入れて下さい。

歩く速度と方向

どうしても、ラムネ君の速度と引っ張る方向に着いて行ってしまう癖が強くなっていますので、飼い主さん自身の歩度をゆっくりしながら、ラムネ君が、飼い主さんの歩度に合わせて歩けたらラムネ君に届くような表現力でシッカリ誉めるようにしていきましょう。

飼い主さんの気持ちが行動に現れ、一貫した対応ができると必然的にラムネ君は、飼い主さんを見上げるようになります。誉め言葉も、ラムネ君に伝わるような表現で表さないと意味がありません。マスクをして声が届かない状況で飼い主さん自身の声も細いですが、誘惑刺激レベルの強さに、負けてしまっていますので、羞恥心を捨ててラムネ君に伝わるようなコマンドと誉め言葉を表現してください。

挨拶のルール

第三者が大好きなラムネ君ですが、挨拶を無条件で行わせる事で、急激な引っ張りになります。必ず一旦「お座り」のコマンドに従わせてから、報酬として、大好きな人への挨拶をさせるようにルール作りをしてください。

今まで通用していた様々なラムネ君の意思が、今後のルール決めで条件付けでの報酬にスイッチしていきますので、僅かながらも抵抗感が出てきます。その抵抗感に負けないように、例外のない一貫した対応で、期待感のある飼い主さんを目指してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次