P/L：うららちゃん

コマンドの基礎トレーニング

今日のうららちゃんのレッスンは、前回に引き続き屋外でのコマンドの基礎トレーニングです。日頃のトレーニングで、前回のレッスンでの課題に対して自主トレーニングをされたようでしたので、現状を確認させて頂き、改善できている点とブラッシュアップしなければいけない点についての実践トレーニングを行いました。

刺激よりもコマンドを優先させる為の基礎

パピー期よりも若齢期に向かい、屋外の刺激への反応も様々です。室内でのトレーニングの1歩目のトレーニングを屋外で再確認しながら刺激よりも飼い主さんのコマンドへの反応を優先できるための基準を作るようにしていきましょう。

自主トレーニングでは出来ていることも、少しでも刺激が加わることで実行性は低下します。現在の月齢からすると大きな問題ではありませんが、その環境の違いで出来ない事を、飼い主さんが理解した上でトレーニングを行う事が、結果的にうららちゃんの成長に結びつきます。ヒールポジションの理解は進んできていますので、トリーツの誘導ではなくハンドシグナルでポジションに脚側停座ができるようにしていきましょう。

紐無しを想定したトレーニング

紐付きでのトレーニングからスタートしますが、うららちゃんの自発性や飼い主さんへの集中が、環境刺激よりも優先されているかどうか？は、オフリードの紐無しの状態で表れます。

シッカリ飼い主さんへアイコンタクトができていることが基本姿勢になりますので、飼い主さんの姿勢も前傾姿勢ではなく真っすぐな姿勢を意識してとるように心がけて下さい。ヒールポジションからの「伏せ」も出来るようになってきていますので、伏せし続けること丁寧にトレーニングしてください。

誉めるタイミングとコマンドを出すタイミング

とても俊敏で動きの速いうららちゃん。現在の飼い主さんのうららちゃんへのコマンドを出すタイミングや誉めるタイミングが、明らかに遅れていますので改善をしていきましょう。

呼び戻しから、ヒールポジションに移行させる場合のトレーニングでは、動き出しの誉めと飼い主さんの足元に到達する前にハンドシグナルでヒールポジションに移行させる動作をスムーズに出来るようにトレーニングをしてみて下さい。うららちゃん自身は、良く理解ができていますので、飼い主さんのハンドリングのスキルアップが課題です。