基礎トレーニング
今朝のアシュレイ君のレッスンは、現状の確認とコマンドの基礎トレーニングを行いました。パパとママでは、コマンドへの反応が違う状況は、日頃のお散歩や日常の接し方の結果が現在のコマンドの実行性に影響をしていることを再確認して頂きました。

アテンションと呼び戻し
アテンションへの反応や「おいで」のコマンドに対しての反応が顕著に違いが出ています。お散歩で遊んでくれるパパと、お散歩をタイトに淡々と済ませるママとの違いが反応の違いです。

呼び戻しの際の誉めるタイミングは、飼い主さんに向かって走ってきている行動を誉めるようにしていきましょう。遊んでくれるパパも、もう少し表現力が必要です。
ママの「おいで」は、どちらかというと「良い事は起きない」という認識が強いようです。また、ママも声が小さくアクションも小さいですから、屋外の刺激の中では、コマンドを無視されてしまう事が多くなります。


オーバーアクションと豊かな表現力で、周りの環境刺激よりもアシュレイ君が引き付けられるように対応を考えていきましょう。誉めるタイミングや、戻ってきた瞬間の「お座り」などもアシュレイ君の動きを良く観察しながら行うようにして下さい。
コマンドを安易に使わない
他の犬・走る人・カラス・リスなど、様々な刺激に反応が強いアシュレイ君。現在の飼い主さんからのコマンドの実行性は刺激の強い中では、非常に不安定です。更に、不安定で実行性が伴い事から、飼い主さんはコマンドを出してもアシュレイ君が実行してくれない為に、そのまま放置してしまう事が日常に連続して起きていますので、アシュレイ君は、飼い主さんからのコマンドに対して、自分の都合で「従うか?無視をするか?」の判断をしています。本来のコマンドは、まずはコマンドに従う心を育んだ上で、飼い主さんは出したコマンドは、確実に無理なく実行させるように心がけていかないと、コマンドに従う心は養われません。現状での強い環境刺激では、コマンドを安易に使わずに、リードの長さの中で飼い主さんがアシュレイ君の強い引きに動じず、静観しているとアシュレイ君自身が飼い主さんを見上げたり、飼い主さんに元へ戻ってお座りをする判断をするようになりますので、自発的に正しい判断ができた事を大げさに誉めて、飼い主さんへの意識を高めるような対応を行うようにして下さい。
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