P/L:シャンティ君

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コマンドの基礎トレーニング

今朝のシャンティ君のレッスンは、現状の課題とコマンドの基礎トレーニングやトレーニングのステップアップについての実践トレーニングです。

パピー期と若齢期のトレーニングの違い

6か月を過ぎ、パピー期から若齢期に成長してきたシャンティ君。性質的にシャイな面はありますが、飼い主さんの努力で色々な経験をすることでメンタル的な成長も見られます。ただ、音に対しての敏感な面や苦手意識の強い環境への馴致は慎重に進めるようにして下さい。パピー期のトレーニングのアプローチと、若齢期からのトレーニングの取り組み方も、少し変化が必要です。特にトリーツの使い方を工夫して、誘導から報酬に切り替え、連続強化から間歇強化へ移行して、トリーツの頻度を下げながらも飼い主さんへの期待感を高め、誉め言葉がシッカリ伝わるようにしていきます。またコマンドの本来の意味を理解させる為に、「解除のコマンド」の理解を進めていきましょう。

「お座り」と「ヒール」の違い

現時点での「ヒール」のトレーニングでは、トリーツが先行していますので、「コマンド」「誉め言葉」「報酬としてのトリーツのタイミング」などを、シャンティ君の理解や反応を見極めてステップアップしていきます。

今日のレッスンでも、このステップができるようになってきていますが、飼い主さんの姿勢や右手とリードの余裕、左手のハンドシグナルの導入などが、主な要素です。

現在は、ヒールポジションで座らせる場合も、「お座り」というコマンドを使用していますが、「お座り」は飼い主さんの正面で座る事。「ヒール」は、飼い主さんの左横で座る事(脚側停座)としてトレーニングをしていきましょう。

芝生の上や匂い嗅ぎなのか?拾い食いをしようとしているのか?不明な動きが多いようで、現在の状況を飼い主さんが判断出来ていませんので、危険回避の為に一定のテンションでリードを持つことも必要ですが、シャンティ君の自主性を確認し、ヒールポジションで歩けることを目標にして下さい。

ルールの導入

社会化期は沢山の良い経験を積ませることを考えますが、本当に良い経験であるかどうか?の判断ができなければ、マイナスの経験が将来的に問題行動として表面化する事があります。シャンティ君は、犬種的にも他の犬とのコミュニケーションが得意ですが、月齢的に考えると、そろそろシャンティ君が挨拶をしたいから接近をさせるというスタイルから、飼い主さんの強化で挨拶ができるようにルール作りをしていきましょう。

相手が、他の犬が苦手な場合は、スムーズにその場から立ち去れるようようなスマートな対応ができる事を学ばせることは都会で過ごす上では、必須マナーにもなります。その為にも、アテンションと呼び戻し、そしてヒールという3つのコマンドでその場を回避できるようにしていきます。相手が、挨拶OKの場合は、飼い主さんが「OK」または「いいよ」という許可(解除のコマンド)で挨拶をさせ、一定の時間で、再度、飼い主さんのアテンションから、その場を立ち去れるようなスタイルを身につけていきましょう。

呼び戻しの最終ポジション

「おいで」に関しては、とても反応良く嬉しそうに走って戻ってきてくれます。

「おいで」のコマンドで、誉めるべきポイントは、飼い主さんへ向かって走っている最中を大げさに誉める事で、一目散に戻りますが、最終ポジションは、飼い主さんへの体当たりではなく、飼い主さんの前で「お座り」もしくは、「ヒール」でヒールポジションに座れるようにトレーニングをしていきましょう。

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