今日のシャンティ君のレッスンは、現状の確認とコマンドの基礎トレーニングなどです。

6か月を過ぎ、自己主張も強くなっているようで、行動や反応として表れています。特にパパは、優しさがシャンティ君の我儘を、そのまま強くさせてしまっている要因になっていますので、「愛情」=「やさしさ」だけではない事を理解して対応を改善していきましょう。反対に、ママはトレーニングが過度になり、効率よくシャンティ君の理解を深められずに、コマンドに対してのイメージを悪くしてしまう事につながっています。お二人の共通した改善点としては「シャンティ」というアテンションを使い過ぎていますので、全てに関して「シャンティ」で何かを伝えようとしています。結果的にアテンションへの反応が非常に低下していますし、アテンションへ無反応となりますから、アテンションを強化していきましょう。
芝生への匂い嗅ぎ拾い食いなどの改善が、中々難しいようですが、「ヒール」の基礎トレーニングを芝生の上や、刺激の好きないタイルやアスファルトの上で丁寧にトレーニングをしていきましょう。


環境刺激の強い場合は、モチベーターレベルを高めて集中できるようにして、シャンティ君が飼い主さんを見上げたり同調したりできるようにすることから始めましょう。まず、この段階のトレーニングを続け、シャンティ君と飼い主さんの手の高さの調整でレベルアップをしていきましょう。芝生の上では、レベルアップを急ぎ過ぎると、すぐに匂い嗅ぎへ行動が移行してしまいますので、失敗をさせないように短い距離と短い時間で楽しく終わらせてください。



タイルやアスファルトの上などの誘惑刺激の少ない環境下では、飼い主さんの手の位置を少し高くしたり、ヒールポジションの脚側停座の確認などを行い、ステップアップをします。但し、長い時間は集中力の持続ができませんので注意し、必ず遊びを含めながらトレーニングの時間は、3分から5分程度にとどめるようにして下さい。

呼び戻しのコマンドも基礎トレーニングを進めて下さい。飼い主さんに向かっている行動を誉めて、飼い主さんの正面でお座りをするようにトレーイングをします。現状は「待て」のトレーニングをセットにしているようですが、「おいで」と「待て」は分けてトレーニングをしてください。
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