今日のラムネ君のレッスンは、最近の課題を含めたご家族の対応についてのレクチャーと前回のレッスンでも行った洋服を着させるためのアプローチについての改善トレーニングを行いました。

1歳6カ月を過ぎ、今までの経験から自分の要求を飼い主さんを動かして得る事を理解しており、その行動自体が場合によってはエスカレート気味になっています。飼い主さんから見ると、小さくて可愛いラムネ君ですが、現在の月齢を考えると立派な♂犬としての成長していますので、パピー期と同じような対応をすることで、パピー期には受け入れられていた事も拒否反応を見せる事も出てきます。これに気づかずに、同じような対応を続けることで、ラムネ君との距離間も広がりますので、成長に合わせた対応を心がけて下さい。
洋服を着せる事に関して、前回までのトレーニングでは、首を通す段階をトリーツの誘導で開始していますが、そこからのステップアップがスムーズに進んでいませんので、ラムネ君からするとトリーツを得る為のゲーム的感覚がうまれ、興奮のスイッチも入り、何をすべきか?が理解できないままになってしまっています。


洋服をラムネ君に着させるという動きではなく、ラムネ君が自ら洋服に首を通すという理解にステップアップすることで、この問題は解決できます。ただ、この理解に至るまでのステップアップを飼い主さんが考え、実践できるようにする事は、洋服以外のブラッシングなどにも共通しますので、今までの対応を再考しながら、進めていきましょう。

違う洋服で、違う人という条件が変わることで、トレーニングのステップを基礎に戻して、ラムネ君の反応を観察し、ステップアップを進めます。最初の洋服が抵抗感なくできたとしても、条件が変わることで抵抗感が生まれる場合がありますので、この条件が変わることに対してのステップダウンの考え方を常に考えるようにして下さい。
そして、誘導のためのトリーツからコマンドを実行した事に対する報酬としてトリーツに意識改革していきましょう。
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