今日のはる君のレッスンは、現状の確認と前回のレッスンの復習や課題についてのレクチャーと実践トレーニングです。

飛びつく事でトリーツなどを要求する行動が習慣化していますので、現在強化している「お座り」に変換できるようにトレーニングを行いました。これはあくまでも、はる君に飼い主さんから求められている正しい行動は何か？を考えさせ引き出すトレーニングですので、飼い主さんはノーリアクションである必要があります。また視線もはる君に向けない状況を作り「お座り」の姿勢の選択を引き出します。当初は、飛びつきの頻度が高かったはる君ですが、後半は「お座り」の姿勢の維持時間も長くなり、飼い主さんへのアイコンタクトも強くなりました。

前回のレッスンで行った「伏せ」ですが、まだルアートレーニングから脱する事ができないと言う事でしたので、今日は「伏せ」のステップアップトレーニングを行いました。

このステップアップは、ルアーから報酬へのステップアップだけではなく、飼い主さんのコマンドを出す際の姿勢のステップアップも兼ねています。視線を下げている状態から、視線が上にある場合では、トレーニングレベルは、とても難しくなります。しかし、前回のトレーニングで、はる君は「伏せ」を完璧にマスターしていましたが、飼い主さんの自信が無い事で、ルアートレーニングが先行していただけでした。今日のトレーニングでも、先にトリーツが出てこない事に吠えて抵抗していましたが、飼い主さんの一貫した対応で、「伏せ」の姿勢を維持できるようになっていましたので、今日のステップアップを早めに対応できたことは、要求行動に発展せずに安定した「伏せ」の理解につながったと思います。

新たに「ヒール」のポジションのトレーニングも開始しました。これは、新しいコマンドですので、トリーツで誘導しながら理解を深めますが、このルアーの動かし方にコツがありますので、飼い主さんがシッカリ理解しながらトレーニングをしていきましょう。

単純にトリーツの誘導といっても、正しく誘導していかないと、高度なコマンドですので正しいポジションに移動させられません。まだ少しぎこちないですが、どのような動きをすればポジションに停座できるか？が分かってきてた思いますので、トレーニングを頑張ってみて下さい。

---