P/L:むぎまる君

今日のむぎまる君のレッスンは、前回のレッスン以降の変化や今後のステップアップなどへのレクチャーと実践トレーニングです。

「お座り」については、一定の反応で座れるようになってきていますが、トリーツを持つ手に対してのコンタクトが強い状況ですので、アイコンタクトを優先してアイコンタクトを維持できるようにしていきましょう。

このトレーニングでは、アテンションなどは使わずに、むぎまる君がアイコンタクトを選択した瞬間を誉めるようにします。その後、アイコンタクトの時間を少しずつ延ばしますが、アイコンタクトをしている時間は誉め続けるようにして下さい。トリーツを与えるタイミングを早くし過ぎると、すぐにハンドコンタクトに戻るようになりますので注意が必要です。

飼い主さんがイニシアティブを握る為に必要な対応の1つに、犬の行きたい方向に引っ張られないという対応と同時に、リードを引かれても手を伸ばさないという対応が必要ですが、この対応をできる飼い主さんが、とても少ないのが現状です。リードの長さが120㎝として、大人の男性の腕の長さが、その長さに加わる距離間を想像した場合、かなり前へ犬が先行する事になります。ですから、必ずリードは体から離さないように意識して使うようにしましょう。後半は、とても安定したアイコンタクトになりました。

前回のレッスンで導入した、「伏せ」ですが、現在の対応は、まだ伏せをさせる為の誘導のトリーツになっていますので、次のステップとして、伏せをしたから貰える報酬としてのトリーツにスイッチしていきましょう。

一瞬芸の「伏せ」から実用的なコマンドとしての「伏せ」にステップアップする為には、それを教える飼い主さんの知識と対応が大切ですので、どのタイミングでトリーツを与えるのか?むぎまる君の視線は、どこを向いているのか?などを確認しながらトレーニングをしてみて下さい。とても理解力のある子ですので、現段階では、飼い主さんがむぎまる君に追い越されていますので、飼い主さんの頑張りに期待します。


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