P/L:凛太郎君&ひまわりちゃん

今日の凛太郎君&ひまわりちゃんのレッスンは、ご自宅での課題の吠えに対しての対応やお散歩トレーニングなどです。

ご自宅での吠えに関しては、ひまわりちゃんの吠えを切っ掛けに便乗して吠える傾向はあるものの、凛太郎君自身のテリトリー意識による警戒心や今までの習慣性の吠えも固定化しています。チャイムや自宅前を通る犬などには非常に敏感に反応し飼い主さんの静止は無視しますので、禁止コマンドの理解を深めると共に「吠えない」選択ができるようにしていきましょう。

お散歩に関しては、今までの飼い主さんの良かれと思い行っていた対応は、現在の課題を助長させている要因にもなっています。またイエローリボンという、こちら側の意思表示に頼り過ぎていた点もあります。現在の日本の犬社会では、まだイエローリボン自体の理解が進んでいない事や、相手側の判断に委ねる点などが、飼い主さんのあるべき姿(犬を飼う上での自信や責任)をぼやかしてしまう事につながってしまっています。トレーニングを通して、凛太郎君からリスペクトされる自信に満ちた飼い主さんを目指していきましょう。

リードを短く持ちすぎて、余裕のないお散歩で、尚且つ凛太郎君が右へ行けば、右へ、左に行けば左へと凛太郎くんの進む方向に着いていきますので、凛太郎君の視線は飼い主さんには向きません。「お座り」のコマンドも、分かっていて実行しないという状況でした。

リードに余裕を持ち、飼い主さんのリーダーシップを発揮して歩く事を徹底しだすと、凛太郎君には明確に伝わりますので、少しずつ余裕のあるお散歩になってきていました。

いつもなら吠えていたすれ違う他の犬も無視ができるケースが多くなり、誉められる機会が増える事で必然的に意識は飼い主さんに向きますので「お座り」のコマンドを出しても飼い主さんへのアイコンタクトが安定していました。

今までのお散歩中は、どちらかというと他の犬に会わないように通過していることが多かった事で、途中のベンチなどに座る機会もなかったようですが、前回のレッスンで理解した「伏せ」も実際のお散歩で実践ができるようにする事が本来のトレーニングです。

「伏せ」のコマンドで伏せ続ける事も出来ていましたし、「アンダー」の導入トレーニングも出来ていました。飼い主さんの少しの自信が、凛太郎君の自信にも影響を与えますので、明日からのお散歩に少しずつ活かしながらステップアップしていきましょう。

ひまわりちゃんは、ご自宅での吠えが習慣化していますが、飼い主さんのコマンドに耳を傾けない訳ではありませんので凛太郎君と同様に、ひまわりちゃんの過去の経験を元に現状の評価をせずに、これからの残りの犬生を充実した時間にしてあげる為の愛情表現を考えてあげましょう。

お散歩は大きな問題はありませんので、飼い主さんが凛太郎君とひまわりちゃんにリスペクトされるリーダーになることが、現在の課題の解決には一番の近道です。頑張りましょう。


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