初レッスンのサンボ君(ミニチュアプードル1歳8ヶ月♂)の課題は、訪問者に対する吠えと噛み癖の改善です。

犬を飼う上での知識を深める

複雑な諸事情で現在の飼い主さんの元で家族に迎え入れられた経緯があり、飼い主さんとしての犬を飼う上での知識が不足する中での課題の表面化が見られたようです。確かに訪問の際には、かなり強い吠えが見られましたが性質的にシャイな面がある為に、自分のテリトリーの主張が強いようです。また今までの飼い主さんの対応が、課題を助長させてしまっているようですのでサンボ君の性質や今までの対応を振り返り、理解し、改善しながら取り組んでいく必要があります。

基本的ないくつかのコマンドに関しては理解力あり実行できますが、トリーツが先行してしまう習慣が根強い為にサンボ君との取引関係が成立してしまっています。これにより、飼い主さんからコマンドは理解していても、従わなければ報酬が出てくる事を学習していますので飼い主さんの対応の改善が必要です。噛み癖に関しても、♂犬としての気持ちの成長段階の時期ともリンクしていますが、サンボ君が嫌な事を理解しないままに、危険なシチュエーションを与えてしまう考え方がありますので、犬だけをコントロールするのではなく、飼い主さんが犬を理解した上で係わり合いを持たなければこの課題は改善しません。家族全員で、サンボ君に対しての対応をどのようにすべきか？を話し合い、お互いにストレスの少ない時間を過ごせるように考えてみて下さい。

-I speak Dog too!!- with sarada