カウンセリングでお伺いしたのは、モカ君(トイプードル5カ月♂)です。現在の課題はトイレトレーニングと無駄吠えが主な改善点ですが、ご家庭の生活パターンを考慮すると、トイレトレーニングに関しては飼い主さんの対応できる時間が限られることで今後の改善には時間と根気が必要となります。
無駄吠えに関しても、飼い主さんとのコミュニケーションの時間が限定されていたり充分なエネルギーを発散できる運動の時間を提供できなことも要因です。そんな中でも、朝夕のお散歩への努力は実践されていますので、今以上に内容を充実させていくことを考えて下さい。
「モカ」というアテンションコマンドに対しては、今までの飼い主さんからのアテンションの活用が間違っていることで名前を呼ばれても無視をする傾向が見られました。「お座り」のコマンドも、完全に理解ができていませんのでアテンションコマンドと共に自発的にお座りができるようにトレーニングをして頂きました。
今までは、飛びつく事の方がモカ君にとっては楽しい事になっていましたが、これからは「お座り」をすることで楽し事が起きるように飼い主さんからの対応を徹底していきましょう。トリーツの与え方も、アイコンタクトとの関連付けができるように与える事で、アテンション=お座り=アイコンタクトという一連の関連付けが安定します。
トレーニングを通じてコミュニケーションをとり頭を使う事でも充分にエネルギーの発散にもつながる部分があります。またトリーツを食べる事で水を飲みますので、トレーニングの後にはトイレを誘発する事にもつながり、トイレトレーニングの成功確率も高まります。Youtubeで、全ての片付けようとせずに飼い主さん自らが犬を理解し、モカ君の今後の犬生が充実した時間になるように努力をしてあげて下さい。
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