P/L:トナ君。

今日のトナ君のレッスンは、訪問者に対する吠えへの対処の方法と「ハウス」トレーニングを中心に行いました。

吠えを習慣化させない

確かに警戒心が強くシャイな面はありますが、吠える事で自分を主張し自分の思うように人間を動かす事を理解している面は、現段階で修正し、同時に社会性を向上させる必要があります。

室内ではフリーですので訪問者に吠えながら威嚇してしまう動きが持続しますので、リードを装着してコントロールしながら、あまり自己主張を強くさせずに飼い主さんのコントロール下で訪問者から報酬をもらえるようにしてみましょう。怖がりな面はありますので、あまり強要しないようにしながらも意図的なエスケープはさせないように観察して下さい。

 

「ハウス」のコマンド

トレーニング当初よりの課題であるハウスでのお留守番ができるようにする目標の為の第一歩ですが、トレーニングをする前に飼い主さんがご自分で得た知識の中で、間違った方法によるハウスのトレーニングを行った事で「ハウス=閉じ込められる場所」というイメージが強く、結果的にトナ君は、ハウスから脱出する方法を考えるようになり、飼い主さんの考えとは正反対の学習が成立しているのが現状です。トレーニングを開始してからはご飯をハウスの中で与えるなどの習慣を繰り返していただいた事で、以前よりもイメージは悪くないですが、まだハウス内に留まる事は中々出来ないようです。

また今までの方法はトリーツの誘導が強く、トリーツが先行しないとハウスに入りませんでしたので今日のレッスンではコマンドが先行してトリーツを報酬として与えられるように切り換えました。飼い主さんの立っているポジションもハウスの直近から徐々に距離を延ばします。トナ君の行動も、最初はハウスに入るだけで報酬を与えられますが、次の段階はハウスでお座りをしないともらえないようにステップアップしながら進めます。

後半は、飼い主さんがソファーに座った状態で「ハウス」のコマンドに従いハウスに入ったらお座りをする一連の流れを理解しました。飼い主さんもトナ君の行動を良く観察できるようになり、事前にコマンドを出せるようになっていましたのでトナ君も理解の深まりが早くなったようです。特に反応速度の速い犬の場合は、行動の前の視線の変化などを良く観察しないと正しい行動を誘発できません。また今回のようなトレーニングは、シンプルにコマンドを出す事・飼い主さんの諦めない根気・飼い主さんの望んでいる行動を犬に考えさせるという3つのキーワードを活用しましょう。

まだまだハウスの中に長時間留まる事は出来ませんが、第一歩としては、とてもスムーズでしたのでこれからもハウスに対するイメージ強化とトナ君の気づきや自発行動の強化を進めていきましょう。

 


 

 

-I speak Dog too!!- with sarada

 

 

 

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