今日のぼたんちゃんのレッスンは、いつもの公園とは違う公園での環境の変化の中でのトレーニングとなりました。しかし、以前から遊び仲間の多いぼたんちゃんは、どこの公園にも顔見知りが多い為に、現在の課題のひとつでもある飼い主さんのコントロールが難しい環境でもあります。
他の犬との挨拶
社会性が高く育てられたぼたんちゃんは、他の犬との接触には極端な課題はありませんが、成長と共に性別や犬種別で苦手意識も出てきますので良く観察も必要です。また、他の犬への警戒心がないことは、他の犬を無視できるようになる為の基本的な資質条件の1つですので、無条件の挨拶ではなく飼い主さんの存在や許可でのルールの認識を作っていきましょう。
挨拶をしたり、少しジャレたりしている時には、無駄に声をかけたりコマンドを出さずに極端な興奮状態にならないように見極めながら相手の犬により適度な時間で切り上げるようにして下さい。いつまでもぼたんちゃんに決定権があることは望ましい事ではありません。
お散歩のスタイルを確立する
お散歩の際に引き癖が強い場合は、様々な要因が考えられますが、ぼたんちゃんの場合は臭い嗅ぎが無条件でできたり、興味のあるモノに対して引っ張ると飼い主さんが着いてきてくれたり、周りの誘惑刺激の方が飼い主さんよりも魅力的などの要因と、正しいポジションで歩いている時に誉める事ができていない事も大きな要因です。
リードがゆったりとしていて、飼い主さんの歩速にぼたんちゃんが合わせて歩く事が理想ですが、現在は飼い主さんがぼたんちゃんの歩速に合わせている為に、余計に飼い主さんを意識して歩く事はしなくなります。臭い嗅ぎをして良いタイミングと臭い嗅ぎをしてはいけないタイミングは、全て飼い主さんが決めるようにして許可制として教える事でお散歩の全体的な流れは変わってきます。
※臭い嗅ぎをして良い場所ではなくタイミングで教えていく事がとても重要なポイントです。
誉め言葉を伝えよう
誉め言葉の役割りは、とても幅広く状況によりタイミングがずれると伝わらなかったり無闇に使いすぎると音響洪水の中の1つの音でしかなくなります。冷静にさする為の誉め言葉・意欲を高める為の誉め言葉・正しい反応や動きを伝える為の誉め言葉・新しいコマンドを教える際の誉め言葉・飼い主さんの求める事を理解した瞬間の誉め言葉・・・・など、様々ですが「Good」や「いいこ」などの言葉だけではなく強弱も必要ですし表現力も大切。
例えばアテンションとアイコンタクトの場合は、現在は少し飼い主さんとの関係性の中で不安定な面が見られていますので修正をしていますが、この段階のトレーニングで重要なのは、アテンションの後にアイコンタクトをシッカリできるまで待って誉めようとすると中々、その段階には到達できません。ですから、少しでもアイコンタクトをしようと目が動いた瞬間に誉めて強化するようにステップアップしましょう。犬の気持ちの動きを様々な犬のボディーランゲージから読み取りながら正しい気持ちを引き出す役目も誉め言葉は担っています。
遊びも報酬
性質により、いつでも遊びが大好きなタイプと気が乗らないと遊ばないタイプまたは、全く遊びに興味のないタイプ・・・様々です。ぼたんちゃんは、どちらかと言うと気乗りしないと遊ばないタイプでしょうか。ボールには反応しますが、レトリーブという形もまだ完全に理解できていませんし、ボールよりも違う刺激を選択する場合もあります。遊びにも、無理のない一定のルールがあり楽しさの中で、そのルールを教える事で危険からの回避にもなりますし、飼い主さんとの関係性の指針にもなります。
その犬のタイプにより遊び方も工夫しながら行い、魅力的でワクワクする飼い主さんを目指しましょう。そして、遊びを要求してきた場合には、無条件で遊びの要求に応えるのではなく、必ず何らかのコマンドなどを不規則なパターンで出し、そのコマンドに従った報酬として飼い主さんと遊ぶようにしてみましょう。パピー期とは違い、10ヶ月を過ぎぼたんちゃんの性質の特徴も見られますので生活の流れの中での主導権は飼い主さんであることを、押し付けではなく実質的に教えていく必要があります。
「そ~いいこ」
-I speak Dog too!!- with sarada
本日はとても参考になりました。
ちょっと、分からなくなっておりましたのが、先に進めろように思われました。これからもご協力お願いします。
なかなか、短時間の改善や強化は難しいものです。今の現状を楽しむくらいの余裕をもって、将来の懐かしい思い出にできるように頑張りましょう。^^)