カウンセリングでお伺いしたのは、タロウ君(秋田犬3歳5カ月♂)です。現在の課題は、他の犬への威嚇吠え・第三者への唸りなどの改善です。
秋田犬の♂犬らしい圧倒的な存在感で自宅から通り過ぎる犬に対しての吠えは迫力があります。この行動自体は、自らのテリトリーの主張でもありますし通り過ぎる♂犬に対しては当然の反応です。しかし、飼い主さんとしては吠えをコントロールできることが望ましいわけですので単に吠えることを止めさせるという対応ではなく、飼い主さんのコマンドに従う心を育むように取り組んでいく必要があります。
天敵であるゴールデンに対しても「座れ」のコマンドで飼い主さんへの集中を安定させて吠えなければ誉めて報酬を与えるようにしていきましょう。と、それほど簡単な対応ではない事は、今日のレッスンでも体験して頂けたと思います。
まずは、基本的なアテンションとアイコンタクトを強化し、飼い主さんからの指示系統がシンプルにタロウ君に伝わるようにしていきましょう。
今までの飼い主さんの無意識の対応が、現在の課題にも大きな影響を与えています。飼い主さんの対応の仕方や生活のルールの見直しなどを行いながら理想的な方向性に修正できるようにしていきましょう。タロウ君自信の理解力も高いですので飼い主さんの知識と技術の習得を急ぎましょう。
この記事へのコメントはありません。