with sarada FIELD School

with sarada FIELD School

2021.11.21

本日のwith sarada FIELD Schoolに参加されたのは、ニア君（Mix）・レイちゃん（チワワ）・ハル君（フレンチブルドッグ）・花音ちゃん（トイプードル）の4組4頭です。

それぞれのペアの現状の確認と、課題への取り組み方のレクチャーと実践トレーニングを行いました。

ニア君は、久しぶりのFIELDでしたので入り口から嫌がらずに入れるかどうか？心配しましたが問題なくスムーズに入ることが出来ました。そして以前よりも環境への馴致時間も短くなっていますし、第三者からのトリーツに対しても反応し受け入れる気持ちが出てきているようです。飼い主さんとの1対1のコマンドのトレーニングでは、周りに人や犬が居る状態でも飼い主さんからのコマンドに対しての実行性があり、飼い主さんへのアイコンタクトは抜群です。今後の強化ポイントは「待て」のコマンドを今以上に強化していきましょう。目標は、5m離れて1分を目指してみてください。

苦手な犬種は、様子を見ながら対応を考えましょう。ニア君を守るために必要以上の接触は避けるべきですし、その点は飼い主さんもよくご存じのようです。遊べる相手とは、元気にコミュニケーションを図り動けていますので一定の運動もかねて体力づくりを考えてあげて下さい。

レイちゃんは、いくつかのコマンドの理解はできていますし、とてもスムーズに実行できています。ただ、一連のパターンで覚えているトリックコマンドですので、折角の理解力を伸ばすためにも実用的なコマンドを教えていくようにしましょう。課題である他の犬への吠えに関しては、飼い主さんへ他の犬が近づくことで、その犬を追い払う意味での吠えのようです。飼い主さんへの所有欲によるものですので、飼い主さんからすると少し微笑ましいように感じますが、相手の犬によってトラブルになりますので一定のコントロールができるようにしていきたいところです。

ただ、飼い主さんの今までの習慣から、間違った行動を注意する場合に、名前を使って注意をしていますので改善してください。禁止コマンドを理解させて、コマンドのみで意思表示しましょう。

初めてのヒールポジションのトレーニングも、今までのパターン化されたトリックコマンドの動きでシンプルに動かせなくなっていますので、現状は「ヒール」でポジションに誘導してから一旦「お座り」で座らせてトリーツを与える順番でコマンドを理解させてください。何度か繰り返すと「お座り」のコマンド無しで「ヒール」のみでお座りができます。

ハル君は、2度目のグループレッスンですが、いつものプライベートレッスンの際の興奮よりも少し落ち着いていたようです。周りの空気感にも左右されていましたが、飼い主さんが心配するほど他の犬に対して興奮もせず、自分の立ち位置や余計な動きはセルフコントロールで来ていました。プライベートでも最近のレッスンでは飼い主さんからのコマンドに対しての実行性が低下してしまい、中々コントロールできな状態が続いていますが、今日のグループレッスンでも理解はしているのに無視をする動きが見られます。飼い主さんのハル君への対応を再確認しながら進めていきましょう。

「ついて」のコマンドの実行性は、常に安定的にできるようにしていきましょう。特に脚側停座は、お散歩でも横断歩道で待つ場合などに必要です。脚側行進は、まだポジションが安定しない事もありますが、トリーツでの誘導でも構いませんので正しい姿勢を教えましょう。その他の呼び戻しなどの際に、オヤツを見せたりするような対応は禁止し、理解しているコマンドを活用して呼び戻せるようにしていきましょう。

花音ちゃんは、日々の生活の中でのストレス解消の時間にもなったようです。トイプードルらしく「私か花音。可愛いでしょ～」と皆さんにアピールしていましたが、この第三者へのアピール好きが、飼い主さんにとっては課題の一つでもあります。

花音ちゃんからのアピールだけでとどまっている段階であれば、まだコマンドでのコントロールはできますが、このアピールに第三者が反応し「ま～可愛い」とでも言いだすと、完全に飼い主さんのコマンドは無視されます。今日の良いシチュエーションでしたので何度か同じような場面でコントロールをして頂きました。

オビディエンスの高度なコマンドは理解していますので飼い主さんへの集中の切り換えができると、とても良い動きをしてくれます。最近の課題として他の犬に対して、排除しようとする威嚇行動が見られるようですが、花音ちゃんから積極的に反応するわけではなく、逃げ場がなくなることで反応していますので相手の犬の動きなども考慮して対応してあげて下さい。