初レッスンのスピカちゃん(ウエストハイランド・ホワイトテリア♀6歳)は、ノーズワークでの意欲的な動きは何度も見させて頂きましたが、今回はマナートレーニングなど基本的なコマンドの理解やトレーニングの方法を飼い主さんが理解できるようにする為のレッスンです。
現在理解しているコマンドや、どのようにコマンドを活用するか?もしくは、どの程度のコマンドの理解と実行性があるか?の確認と、その改善についてのトレーニングとお散歩のストライキや引き癖などに対しての改善方法を実践トレーニングで経験して頂きました。
お散歩に関しては、現在の飼い主さんとの関係性がお散歩の動きそのものに表れている状態です。スピカちゃんの行きたい方向に飼い主さんが着いて行くスタイルは、決して犬の本能を尊重しているということではなく、ルールのない犬主体の本能的なお散歩ですので、人混みの中や狭い歩道のすれ違いなどは困難になります。またお散歩だけではなく、階段の上り下りや建物の出入りの際のルールもスピカちゃん主導ですので飼い主さんがイニシアティブを握れる楽しいお散歩やお出かけができるようにしていきましょう。
飼い主さんからの申告によると現在理解しているコマンドは「Sit」「Down」「Stay」「待て」と言う事でしたので、実際に実行性を確認した上で、今後のステップアップに必要な理論と改善方法をレクチャーさせて頂き、改善のための実践トレーニングを行いました。
「Sit」は座ることではなく「座り続ける事」を教える方法や、「Sit」と「Down」を混乱させないためのシンプルなコマンドの出し方と必要のない声掛けはしないルール。また誉める事と撫でることは違うということ。トリーツの出し方や出すタイミングと解除のコマンドの際の注意事項と解除のコマンドの認識を高める方法などをレッスンしましたので、日常生活の中で実践し再確認していきましょう。
もう一つの課題である、テレビの画面に映る特定の動物や動くモノに対しての反応と吠えに関しては、レッスン内では鼻鳴き程度でしたので、また次回のレッスンで状況を確認して対応を考えましょう。
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