C/L:ルーク君

カウンセリングで伺いしたのは、ルーク君(ミニチュアダックスフンド5か月♂)です。先代のミニチュアダックスフンドを17歳で看取り2代目としてやってきました。現在の課題は無駄吠えやジャレ噛み、家具などの破壊行動とトイレトレーニングなどです。

性質的には人懐っこくシャイな面はないようですが、これからの多くの経験の中には、苦手なモノや躊躇することも出てくると思いますが、現段階では既に、ご家族を上手にコントロールする術を身につけているようです。

現在の課題の殆どの要因は飼い主さん側にあります。吠えることに対してのニンゲン側の反応を楽しんでいるルーク君。ジャレ噛みで動く足が楽しくて追いかけるルーク君。トイレ以外の場所でオシッコをすると、楽しそうなペーパータオルが動くでの色々な場所にトイレをしてみるルーク君。興味のある場所を噛んでみるとニンゲンが声をかけてくれるので暇になると噛んでみるルーク君。ただ、無理に捕まえられてゲージに入れられるので呼ばれても無視をするルーク君。と、如何にニンゲン側が意味のない行動や反応。もしくは課題を助長・誘発させる対応をしているのか?と言う事です。

特に改善を急いで頂きたいのが、アテンションへの反応の強化です。名前に対しての反応が極端に低い状態です。この要因は、名前で叱ったり、無暗に声掛けが多い中にアテンションが含まれていたりしていますので、名前を呼ばれたら必ず良いことが与えられるようにトレーニングをしていきましょう。

トリーツの与え方にも意味がありますので、アテンションコマンドとアイコンタクトが結びつくと自然にお座りの姿勢が維持できるようになります。

またゲージに入れる際には、現段階では誘導で構いませんので必ずルーク君自身がゲージに入るように仕向けましょう。無理に捕まえてゲージに入れるような対応は極力避けるようにして下さい。現在の方法を続けると、呼んでも手元まで来なくなることや、抱かれる事に拒否反応示すようになる可能性があります。

今後は、お散歩で外の世界を経験させ、色々なモノへの興味の反応を見極めましょう。拾い食いには充分に注意をしてください。


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