P/L:Mike君。

今日のMike君のレッスンは前回のレッスンの復習と現状の飼い主さんのMike君に対する対応の仕方の改善についての具体的な方法についてレクチャーと実践トレーニングを行いました。

前回のレッスンで行った真っ直ぐに座る事の持続についてですが、日常のトレーニングで飼い主さんが行っている方法を伺うと、まだMike君は長い時間、真っ直ぐ座れていないので、崩れる間に違うコマンドで姿勢を変えて動かすようにしていらっしゃるようでしたので、改善をお願いしました。

これからは、真っ直ぐ座っている事を誉めて、持続できたらトリーツを与えて下さい、与え方はランダムで何度も与えて構いません。その後、崩れたら再度「Sit」のコマンドでMike君が姿勢を自ら直す事ができたら誉めてあげて、またその後に「Sit」の姿勢を持続できたらトリーツを与えるようにして「Sit」の姿勢で、どのように座ると報酬を得る事ができるのか?を理解させてみて下さい。

ヒールポジションに関しては、既にポジションを理解していますのでトリーツで誘導せずにハンドシグナルでポジションを取らせてトリーツを与えるようにステップアップしてください。「Down」は、ハンドシグナルの出し方で、真っ直ぐにも斜めにもなりますので、真っ直ぐに「Down」させたい場合は、真っ直ぐにハンドシグナルを出しましょう。

お散歩などのストライキや、コマンド全般にトリーツが先行してしまう関係性が続いています。当初のMike君のアグレッシブ行動を表面化させないようにする為にに、飼い主さんの方が下手に出ているような対応は、決して良い関係には発展しません。現在トレーニングをしているコマンドの基礎トレーニングも従う心を養う為のトレーニングであり、Mike君と取引をする為のトレーニングではありません。現在でもリードを噛んだり、咥えて欲しくないモノを咥えたりして興奮して唸る行動も見られますが、その際でも毅然と対応する為に強い気持ちを持ち合わせる為にも、平時のコマンドの基礎トレーニングで基本的な関係を安定させていきましょう。お散歩のストライキなどは、典型的な自己主張の表れです。今日のレッスンでお話したように飼い主さんがイニシャチブを握った対応でお散歩を楽しめるようにして下さい。


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