P/L:しぇり君。

今朝のしぇり君のレッスンは、お散歩トレーニングです。前回の夜間のお散歩レッスンではなく、朝のレッスンで課題の1つである他の犬とのすれ違いの状況と、お散歩のルールに関しての実践トレーニングを行いました。

前回のレッスンで、しぇり君の引っ張る方向に飼い主さんが着いていかないように歩く事を徹底する事で、お散歩の際のリードのたるみも出てきていますし、しぇり君が飼い主さんを意識して歩く事もできるようになってきています。しかし、まだ飼い主さんの気持ちの中に自信がなかったり、その時々の対処の仕方の理解が進んでいない為に、どのようにすべきか?を覚えていく必要があります。未去勢の♂犬の場合は、去勢している♂犬よりも臭い嗅ぎやマーキングの意識が高くなります。この臭い嗅ぎを自由にしすぎてしまうと引き癖の要因になりますので、臭い嗅ぎを飼い主さんからの許可で行えるようにルールを決めてお散歩をしていきましょう。この許可制のルールは、自宅付近のお散歩コースだけではなく、お出かけした際にパブリックスペースや街の中を歩く時のマナートレーニングには欠かせない要素です。どこでも臭いを嗅いでマーキングという本能的な行動をトレーニングでコントロールできるようにしていきましょう。

臭いを嗅がずに鼻の位置が下を向かないように歩けている時は誉めてあげる事で新しいルールを理解してきます。飼い主さんの顔を見上げて歩けるようになると、更に良くなりますので、この際のコマンドを決めて、正しいポジションでトリーツを与えるようにしてください。ただ、♂犬の特性で臭い嗅ぎに夢中になるタイプは、トリーツを受け付けない傾向も見られますので、無理に与える必要はありません。それよりも、飼い主さんが決めた場所で臭い嗅ぎが出来てマーキングが出来る事を報酬として置き換える方がしぇり君としては、このルールを理解しやすいかもしれません。

5年間の経験の中で、コマンドを確実に実行させるという飼い主さんの強い気持ちを持って接していない事から、お散歩など屋外の誘惑刺激の中では「お座り」のコマンドを無視する事を理解しているようです。

お散歩のトレーニングの際も、公園でのロングリードを装着しての自由運動の際も、殆どのコマンドは無視されていますので今後は、徹底して実行させるようにして下さい。しぇり君自身はコマンドを理解していないのではなく「飼い主さんが諦めてくれることを待つ」という事を学んでいます。「コマンドに従わないと、何も始まらない」というルールを理解させると、スムーズにお座りも出来ますし「待て」のトレーニングもできるようになります。他の犬とのすれ違いに関しては、相手の犬が、♂犬なのか?♀犬なのか?によっても反応が大きく違います。社会性の不足からの反応もありますので、お散歩のスタイルを安定させながら、経験も積ませてメンタルのキャパシティを広げてあげるようにしていきましょう。また、広い場所で安全を確保した上での自由運動も、ストレスを発散し健全な精神を育みますので時間のあるときには、コミュニケーションをとる意味でも呼び戻しのトレーニングを含めた自由運動をさせてあげましょう。


関連記事

  1. P/L:れもん君。

  2. オビディエンスグループレッスン

  3. ノーズワークグループレッスン。

  4. P/L:ハル君

  5. しつけ無料相談会

  6. オビディエンスグループレッスン

  7. オビディエンスグループレッスン

  8. オビディエンスグループレッスン

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Archive

2020年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930