P/L:ラルフ君。

今朝のラルフ君のレッスンは、お散歩トレーニングでの課題克服の為のトレーニングとボールを使ったレトリーブの強化トレーニングです。

お散歩の「ゆっくり」のコマンドの意味を飼い主さんが理解して行っても、ついついラルフ君の動く方向に飼い主さんが引っ張られてしまい、歩速も徐々に速まり臭いも嗅げる状況で、コマンドだけが出ているのは良いことではありませんので、本来の意味と解除のコマンドの理解を進めていきましょう。

早朝の河川敷ですれ違う見知らぬ第三者(男性・手に何か持っている・目が合う)などの条件が重なるとアグレッシブな反応をしてまいがちです。飼い主さんが冷静に対応できるようにラルフ君を一旦座らせて、ラルフ君の視線や耳の方向、呼吸などを判断して的確なコマンドでコントロールするようにしていきます。ラルフ君も興奮せずに冷静に対応できたときには、シッカリと誉めて下さい。第三者よりも、より強く反応してしまうのが、他の犬です。見知らぬ人と同じように停座させておいて状況を確認すると、その違いは歴然です。飼い主さんは、第三者の時よりも精度を高く対応しないとラルフ君の反応速度やパワーに負けてしまいますので注意しましょう。

前回から取組んでいる紐付きボールを使ったレトリーブと引っ張りっこ遊びに関しては、随分遊べるようになってきました。しかし、まだ咥えて引っ張りっこをする楽しさが少ないですから「やめ」でボールを出させることよりも引っ張りっこで飼い主さんが負けながら引っ張ることを誉めて強化してあげてください。この遊びの中にも、少しずつコマンドを加えながらトレーニングをしていきましょう。


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