P/L:ラルフ君。

今日のラルフ君のレッスンは、先住犬のモコ君・ベア君との関係性の問題からの吠えや日常のルール作りと新しいアイテムでの遊びのトレーニングなどです。

お散歩は別々に出ますが、モコ君とベア君のお散歩に向うと、自分だけが孤立していることから、追い鳴きが強く出るようです。元々、飼い主さんに対しての依存心が強いタイプですので、飼い主さんがシッカリとコマンドで待機をさせられるように指示を出していくようにしましょう。当然、吠えなければ誉めて正しい行動を引出してあげるようにする事が必要です。どうしても吠えないと何の評価もしなくなり、吠えるときにだけ飼い主さんが何らかの反応をする事が繰り返させられますので、改善できない要因になります。「正しい行動は誉める」という飼い主さんの考え方を徹底しましょう。

クレートからの出入りについても、ドアを空けたら無条件で出れるということではなく許可がないとドアが開いていても出ないという習慣を身につけさせましょう。これは単にクレートの出し入れに限らず車の乗り降りも同じ原理ですので、クレートで身につけておくと屋外でも同じように許可を待つようになります。結果的に屋外では飛び出しなどで怪我をしたりすることも回避できますし命を守る習慣になります。クレートを出た時点でも飼い主さんへのアイコンタクトは次の解除のコマンドを待つ基本的な習慣として身につけましょう。アイコンタクトのできない犬は、飼い主さんへの意識や集中力が低下しますので安定したアイコンタクトを身につけさせて下さい。

今まではデンタルロープだけで遊んでいましたが、シェパードらしく紐付きボールで遊んでコミュニケーションとコマンドの理解を深めるようにして下さい。遊びの為のアイテムですが、無条件で得ることができる理解をさせずに、遊ぶか?遊びをやめるか?の判断は、全て飼い主さんが行なうようにして下さい。そして遊ぶ時は全力で遊んで下さい。


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