カウンセリングでお伺いしたのは、チョコ君(ヨークシャテリア7歳♂)です。来客時やご自宅付近の警戒などの吠えがお悩みです。ご自宅で鍼灸院をされている事で必然的に来客は多くなります。お客様の中には、犬が苦手な方も多いですが、人懐っこく陽気なチョコ君には、そんな事はお構いなしで吠えてアピールをします。このアピールの際の興奮の吠えを何とか改善をしたいのですが、対応する家族によりチョコ君の反応も違いが出るようです。
現状のご主人と奥様とチョコ君の関係性では、チョコ君が主導している時間が長く流れていますので、お二人の指示に対して従うという気持ちは、残念ながら大きくはありません。基本的なアテンションコマンドや「お座り」「おいで」などのコマンドのトレーニングを通して、飼い主さんのコマンドに従う気持ちのベースを作りながら関係を構築していく必要もあります。
吠え以外にもクレートに対しての拒否反応が強いようでしたので、クレートトレーニングの導入方法のトレーニングをしました。
とにかく、すぐに逃げれるような体勢でオヤツをGetする動きでしたが、後半は後肢がクレート内に収まりアイコンタクトができるようになっていましたので、少しずつ馴らしながらステップアップをしてください。
吠えに関しては、禁止コマンドの理解を深めるために、チャイムに対して吠えた場合のシチュエーションでの実践トレーニングを行いましたが、吠えた場合と吠えない場合の飼い主さんの明確な表現は必須ですので、ただ可愛いだけではなく、チョコ君が飼い主さんに従順に従えるような良い関係を作れるようにして下さい。
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