P/L:マグ君

今日のマグ君のレッスンは、FIELDで現在のいくつかの課題についての取り組みを考えてみました。数日前には、初めてのペンションへのお泊りを経験するなど、飼い主さんも積極的に色々な場所へ出向き沢山の良い経験をさせたいと考えられていることは、とても素晴らしいことです。

ただ、マグ君の現在の月齢や今後の成長を予測すると、現状の対応ではマグ君がイニシアティブを握るような関係になり易くなりますので、今の段階から1つ1つの課題に対しての明確な対応ができるようにしていくと共に、マグ君の学習や気づきをタイミングよく誉めて正しい行動に置き換えや修正ができるようにしていきましょう。

今回は、ご自宅での課題の1つであるTVのリモコンを破壊したりオモチャの様にしてしまう行動を修正し改善していく段階的なトレーニングを行いました。

トイレシートなども噛み千切りますので、食べてしまうと非常に危険ですので、改善が必要です。マグ君の行動に対して飼い主さんの対応が、遊びの様に捉えられないように冷静に対応することが重要です。

ニンゲンが望んでいない行動をとるとニンゲン側は、その犬の行動に感情的になりがちで冷静な判断ができなくなります。ある時には、トラップを仕掛けてみたりしながら、マグ君の行動を冷静に観察し、冷静に対応することで遊びの誘発には乗らない事が分かると、ニンゲン側が望む行動を選択することができるようになります。

現在は、飼い主さんからのコマンドを優先する気持ちが希薄で、自分が優先、自分がルールという感覚を強く感じます。マグ君が飼い主さんのコマンドを優先し、他のには選択肢がない状態にできるように信頼され尊敬できる飼い主さんになれるように、沢山遊んでストレスを発散させるなどの基本的な対応を忘れずに関係の構築を進めていきましょう。

他の犬に対しての興味が強く、遊び方が乱暴です。このコミュニケーションの取り方も飼い主さんがコントロールできるようにしていかないと、犬を見れば遊ぼうとしますし、相手の犬のことを考えずに突進してしまうと、飼い主さんも怪我をしてしまう要因になります。「座れ」「伏せ」「待て」「来い」の基本的な4つのコマンドを正確に実行できるように、マグ君の視線・呼吸音・耳の傾き・毛の逆立ち・尻尾の振りなどを良く観察して、事前にコマンドを出してコントロールできるようにし、そのコマンドに従ったら誉めるようにして下さい。

またコマンドの意味を良く理解してトレーニングをしましょう。コマンドはトリックではありませんので、一発芸のように教えてしまうと、トリーツの食い逃げ状態で犬との取引にしかなりません。コマンドはスタートであり、解除のコマンドが出るまでコマンドが出た姿勢を維持する事を教えていきましょう。現状でも、コマンドを出すと、すぐに手を噛むような仕草をします。これは、手の位置を追うことを教えているからですので、必ずアイコンタクトを教えていくようにして下さい。

1度にいくつものことを教えようとせずに、まずは飼い主さんが1つ1つのトレーニングの意味や対応を理解した上で、丁寧に分かり易く教えていくようにして下さい。マグ君は、とても理解力があり、すでにいくつものコマンドを理解しています。


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