with sarada 113th Yokohama-School。

今日は、G’sgさんにてwith sarada 113th Yokohama-Schoolを開催しました。参加されたのは、初参加のルース君・マル君、ステップアップではローキーちゃん・チャバディ君・モコちゃん&プーちゃん・クイールちゃんの5組6頭です。

環境馴致とメンタルの変化

初参加のルース君(ラブラドールMix推定6歳)は、保護された経緯から社会化期の適切な経験が少ない事で、新しい環境への適応に時間が必要です。また、飼い主さんのルース君を思うばかりの対応が色々な場面で本来求められるべき行動とは逆の学習や行動に繋がっている面も見られました。

この画像は、2度目のセッションの際です。少し環境にも馴れはじめお座りができるようになってきました。

自由運動の環境を提供する事もとても大切ですが、まずは環境馴致を進めることでメンタルが開放されます。

無理なく進められるコミュニケーション

怖がりなタイプの犬の場合は、相手の臭いは嗅ぐけれで自分の臭いは中々嗅がせないことが多いのが一般的です。少しずつ時間をかけながら無理なく他の犬とのコミュニケーションをとれるように環境をコントロール。

チャバディ君とは、同じような性質を持っていることから、どこか少し通じ合うところもあるようです。チャバディ君が自ら相手に臭いを嗅がせるそぶりを見せるのも、メンタルの成長です。

クイールちゃんも同じラブラドールMixですし、挨拶が上手ですのでスムーズにコミュニケーションがとれます。この後は、少し追いかけっこも経験できましたが、まだ少し躊躇がみられますので無理をせずに進めていきましょう。

日常生活の中で、現在は飼い主さん主導というよりもルース君主導で時間が経過しています。お散歩のコースやストライキ行動、アイコンタクト、アテンションへの反応強化など・・・ルース君の性質を考えながらも今後の犬生を充実した時間にする為には、ルース君のことを今よりも理解しルース君に尊敬される飼い主さんを目指していきましょう。

 

ストレスの発散

運動不足が様々な課題や問題行動を引き起こす要因にもなります。しかし、家庭環境や飼育環境から中々自由運動をさせる事ができないのも事実ですのでスクールでの自由運動や気の知れた仲間との追いかけっこはマル君の良いストレス発散になります。

嬉しさ全開のマル君のスマイル!

ローキーちゃんとの追いかけっこは絶対に追いつかないけど最高のワクワクTime

お散歩は臭い嗅ぎのコントロール

一定の運動でクールダウンができたら現在の課題である基本的なコマンドのトレーニングとお散歩トレーニングにスイッチを切り換えます。

お散歩の正しいポジションを教えながら、マル君が進みたい方向に飼い主さんが着いていくのではなく、飼い主さんの歩速にマル君が合わせて歩けるようにコントロールしていきましょう。その為には、臭いを嗅いでよい時間と臭いを嗅がずに歩く時間の区別を飼い主さんの主導で行いましょう。

 

コマンドの区分と精度の向上

オビディエンスのコマンドの強化トレーニングを進めているローキーちゃんですが、今日は「Come」からの正面停座の導入と精度向上のトレーニングを行いました。

今までは「Come」からヒールポジションである直接脚側停座に移動していたローキーちゃんでしたので一旦、正面に停座させる指示を出すと「?」という表情と違和感を表現します。最初のステップは、飼い主さんからの距離が開いても良いので真っ直ぐ座ることを意識させ、徐々に飼い主さんとの距離間を縮めて本来の理想的な正面停座へステップアップさせます。

ハンドシグナルとトリーツの出し方・出す位置に気をつけて真っ直ぐ座れるように繰り返しましょう。

正面停座が安定してきたら、正面停座からヒールポジションへ素早く移動できるようにし、「Come」からの連続的なコマンドの流れを理解させてみて下さい。

アテンションコントロールと1頭ずつのトレーニング

一般家庭の同じ犬種、同じ年齢から比較しても長い間トレーニングをしてきたモコちゃん&プーちゃんの場合は、シニアとはいえどもこれからも理解できていた方が良い事は沢山あります。そして、それは飼い主さんとの本来の関係性にも反映されますので楽しいながらも飼い主さんの観察力や年齢に応じた対応を工夫しましょう。

呼ばれた犬だけが飼い主さんからのアテンションに反応。

動きやすいモコちゃんは休止の意識を高めることをメインにトレーニングを進めて下さい。

他の犬への吠えの改善に関しても基本的なコマンド実行性が非常に大きく影響します。日頃からの飼い主さんのコマンドに意識を向けて「従う気持ち」を養う事が改善への糸口になります。

意欲を引き出す

性質的に高い意欲を引き出す事が難しい犬は少なくありません。チャバディ君も一定の動きはできますが飼い主さんが思うような爆発的な瞬発力や俊敏性は犬種や性質にもより中々引き出すのが難しいのですが・・・。

年齢と共に、メンタルの成長も見られてきたこともあり表情にも変化が見られます。大好きなボール投げも本来は、飼い主さんの元にレトリーブする事が理想ですので、遊びの中からトレーニングをしてみるのも良い事です。方法は様々ですが、意欲を引き出す為の犬の反応をタイミング良く誉めることが飼い主さんには要求されます。

オモチャを咥えようとした瞬間や強く咥えて引っ張る行動など、いくつかの要素を含んだ行動を大袈裟に誉めて行動を強化しましょう。単体のオモチャよりも紐付きのオモチャや紐状のモノでオモチャを動かすなどの工夫でワクワク感を加えてみましょう。

新しいメンバーとも友好的にコミュニケーションをとれるようになっていますので飼い主さんも少し自信を持ちつつも動きや反応を見極める観察力も身につけていきましょう。

楽しく確認できる事

年齢や体調の不安定はあるものの、いつもの場所でいつものメンバーと会えることでリフレッシュできているようです。今まで積み重ねてきた経験とコマンドの実行性の確認なども楽しく進める事でも同じように気分転換できますので無理なく進めてみて下さい。

CDⅡ程度の動きは、今でも集中した反応と表現力を見せてくれます。遠隔の3姿勢を集中した作業でした。

 

本日は、雨の降り出しが心配されましたが開催時間は曇りベースで楽しく時間を過す事ができました。

次回のwith sarada 114th Yokohama-School
2018年6月9日(土)を予定しております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


 

-I speak Dog too!!- with sarada

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